廃村に行く

DSC_0556.JPG

長野県の山奥の廃村に3泊4日滞在した。

その廃村は大平宿という場所で、山奥の小さな無人の集落だが、南信州観光公社という会社が管理をしていて、いまでも宿泊することができる。

当初は1人で行くつもりだったが、団体での申し込みが必須条件なので、友人を誘ってみた。

「廃村に行こう」と行っても、なかなか一緒に来てくれる人はいないと思っていたのが、意外なことに声をかけた人全員(計5人)が来てくれた。

今回は築300年程の古民家に泊まった。

大平宿はとても山奥なので、携帯の電波も届かず、電話ができない。
当然インターネットは使えない。
ガスが通っていない。
寝具はないので、寝袋持参。
夜は東京の気温と比べると15度くらい寒い。
暖房はない。(囲炉裏が暖房替わり)
環境保全のため、シャンプー・石鹸・洗剤は使用不可。
市街地までは、車で50分くらいかかる。
蛾やクモやコウロギがうようよいる。

今回のメンバーのほとんどがアウトドア経験がないうえに、2人女性がいる。
「帰りたい」の一言が出ないか不安だった。

加えて、僕はお腹を壊したり、鉈で手を切ってしまったり、また車のタイヤがパンクしたり、トラブルに見舞われた。
それでも、たき火が楽しく、いつもは飲まない焼酎のお湯割りがとても美味しく、星空は今までに見たことのない美しさだった。

手を切ってしまったときは、荷物運びや食器洗いや調理をすべて友人がやってくれた。
夜遅くまでたき火を囲みながらダラダラお酒を飲み、僕にとってはかけがえのない時間だった。
このメンバーで来られて本当に良かった。

結局4日間はアッという間に過ぎて、地上に降りると山のようにメールが届いていて、急に元の生活に引き戻される。

また来年も行きたいと思う。
一緒に行ったみんなも同じ気持ちだったらいいのだけど。


蔵野