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長野県の山奥の廃村に3泊4日滞在した。

その廃村は大平宿という場所で、山奥の小さな無人の集落だが、南信州観光公社という会社が管理をしていて、いまでも宿泊することができる。

当初は1人で行くつもりだったが、団体での申し込みが必須条件なので、友人を誘ってみた。

「廃村に行こう」と行っても、なかなか一緒に来てくれる人はいないと思っていたのが、意外なことに声をかけた人全員(計5人)が来てくれた。

今回は築300年程の古民家に泊まった。

大平宿はとても山奥なので、携帯の電波も届かず、電話ができない。
当然インターネットは使えない。
ガスが通っていない。
寝具はないので、寝袋持参。
夜は東京の気温と比べると15度くらい寒い。
暖房はない。(囲炉裏が暖房替わり)
環境保全のため、シャンプー・石鹸・洗剤は使用不可。
市街地までは、車で50分くらいかかる。
蛾やクモやコウロギがうようよいる。

今回のメンバーのほとんどがアウトドア経験がないうえに、2人女性がいる。
「帰りたい」の一言が出ないか不安だった。

加えて、僕はお腹を壊したり、鉈で手を切ってしまったり、また車のタイヤがパンクしたり、トラブルに見舞われた。
それでも、たき火が楽しく、いつもは飲まない焼酎のお湯割りがとても美味しく、星空は今までに見たことのない美しさだった。

手を切ってしまったときは、荷物運びや食器洗いや調理をすべて友人がやってくれた。
夜遅くまでたき火を囲みながらダラダラお酒を飲み、僕にとってはかけがえのない時間だった。
このメンバーで来られて本当に良かった。

結局4日間はアッという間に過ぎて、地上に降りると山のようにメールが届いていて、急に元の生活に引き戻される。

また来年も行きたいと思う。
一緒に行ったみんなも同じ気持ちだったらいいのだけど。


蔵野
最近、絵の締め切りに追われている。
最近だけではなく、いつも締め切り前のような気がするけれど、それは締め切りがきついからというより、描くのが遅いからのような気がする。

これから7月までに、F130号を3枚、F10号を1枚、F6号を2枚、F4号を2枚、F0号を1枚提出する予定で、そのほとんどがまだ手つかずである。
多作の人は、大した制作量に感じないかもしれないが、僕は筆が遅いので、途方もない量に感じてしまう。

本当に締め切り前に完成させられるのか、冷や汗をかきながら、毎日制作している。

そういう状態が続くと、焦る気持ちがある一方で、なぜか違うことがしたくなってしまう。

以前は、よく映画を観ていたが、最近は、よくドライブをする。
(ただ、運転は好きなのだけど、運転が得意ではないけれど・・・)

歩いて7分のコンビニまで、車で遠回りして20分かけて行ったりしている。

今住んでいる逗子は、夜は人通りや車も少なく、運転して気持ちがいい。
気分が乗ってくると、さらに横須賀のほうまで遠回りして、1時間くらいのドライブになる時もある。

家に帰ってきて、制作途中の作品を観て、現実に引き戻される。
さあ、制作しなくては。
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「第54回昭和会展」という公募展に応募し、入選しました。

昭和会展には、2012年~2014年の間、3回応募したことがあり、1回だけ入選したことがありました。
今回は4度目のチャレンジになります。

しばらく昭和会賞には出品していませんでしたが、昭和会展は応募できる年齢制限が40歳とういうこともあり、出品資格があるうちにチャレンジしたいと思い立ち、今回出品することになりました。

なかなか絵がスムーズに進まず、結局締め切りの当日まで描き、どうにか出展することが出来ました。

油絵を2点(50号と15号)出品致します。
お近くにお立ち寄りの際は、お越しいただければ幸いです。

「第54回昭和会展」
期間:3月22日(金)~4月2日(火) 日曜日休廊
営業時間:平日10時〜19時、土曜日11時〜18時
会場:日動画廊本店
東京都中央区銀座5-3-16

詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.nichido-garo.co.jp/exhibition/2019/03/54-2.html